鶏一途 の 鶏の白子刺し @ 住吉

神戸帰省の際に何店か気になっていたお店を前もって予約。まずはミシュラン一つ星を取った住吉の鶏一途へ行ってきました。

神戸三宮駅から電車で10分ほどの住吉駅。住んでいた頃もあまり降り立った印象のない駅でしたが、この駅近に鶏一途さんがあります。商店街があったり、買い物を済ませた主婦が自転車で走っていたりと落ち着いた感じの駅前です。

  

この日は17時からお店を予約していましたが16:50分ほどに着いてしまいました。中で待たせてもらおうと思いましたが時間になるまでシャッターが降りていたため、暑いなか待ちぼうけ。17時きっかりにシャッターが空いたので機械制御でもされているのでしょうか。笑

   

奥まった4人席テーブルで料理を頂きます。地鶏の刺身は事前に予約してあったので、それと合わせて鶏三昧セットを注文してみました。

綺麗な鳥刺しから。もも、白肝、白子、ささみ、そり、だったかな。鶏の白子刺しは初めて食べましたね。なかなか珍しいと思います。味はサッパリとしたミルキーな感じ。旬の魚の白子ほどの濃厚さはなかったです。他の刺しもとにかく新鮮。ただ、あまり旨味は強くなかったな。あととにかく塩推しで醤油がなかったです。ささみ辺りは醤油で頂きたかった。

鶏ユッケ。こちらも主に鮮度がウリのよう。卵も特段旨味が強いようには感じませんでした。

タタキ。分厚くて中々の火加減で焼鳥に期待が持てる内容。

前菜5種盛り。

ネギ身のオスメス食べ比べ。オスの方がギュッと詰まった肉質で旨味が強い印象。メスのほうが柔らかくプリプリしていました。オスのほうが好きだな。お店の人曰く、ブラインドで食べると異性を選ぶ傾向にあるとか。

  

皮のオスメス食べ比べ。メスの方がブヨっとしてるのかな。これは焼き加減な気も。肉ほどの違いは分かりませんでした。

ブリッブリのささ身は火加減が最高で唸る美味しさ。気付けば串はどれも美味しいなぁ。ミシュランの星が見えた一品。

兵庫県の但馬地方で食べる鶏の鎖骨に当たる部位、松葉。二股に分かれているので手羽先のようにも見えますが胸の部分なのでかなり淡白な肉が付いている部位です。こちらも固くなりがちな部位を絶妙な火加減で提供していました。

ささ身のレア度のレベルが高かったのでもう一本。

生の鶏肉に熱々の出汁を注いで半生にしてくれる鶏出汁茶漬け。流石に食べ過ぎだな。

一口もらった友人のTKGは鰹節の旨味が際立っていて美味しかった。サイドメニューも充実しているので次回はアラカルトでもいいかもしれない。

[総評] レベルの高い火加減で提供されるささ身が美味しい焼き鳥やさんでした。コスパも中々。ただ、「ミシュラン一つ星」、「食べログ4.0以上」と期待してくるには少しハードルが高いお店だったかな。仕入れに多大な労力を払っているであろう新鮮な鶏肉には感動します。ただ、それに加えて、もう一つ技を見せてほしかったのが東京から足を伸ばした身としては本音。雰囲気も悪くないので地元デートにはいいお店だと思います。

■□お店情報□■

鶏一途鳥料理 / 住吉駅(JR・六甲ライナー)御影駅(阪神)住吉駅(阪神)

夜総合点★★★☆☆ 3.7