鰻を食べると思い出す夏の思い出。
思い出すくらいなら鰻を食べに行こうと思いたち、
お盆の最中に予約の取れた「日本橋いづもや」へ。
昭和21年創業のいづもやさんは70年を超える歴史を持ちます。
お盆にも関わらず予約いっぱいの満席状態になんとか滑り込み。
別館で千歳コース(8,640円)と数品を頂きました。
先付け。
ちょっと水分が飛んでいたあたり作って少し時間が経っていたかな。
老舗の悪さが出てしまったところ。
気にせず次に期待。
肝焼き。
こちらは大きめの肝がプリプリと。
焦げ臭くなるお店もありますが旨味も感じられました。
鰻屋は焼き物を食べてこそですね。
日本酒案件。
う巻き。
玉子の焼きがしっかりとした一品。
中の鰻も脂がのっており中々。
無難な旨さがここに。
今回のお目当てでもある蒲の穂焼き。
江戸時代にも食されていた鰻は庶民の食べ物。
昔は捌くことなく丸のまま食べていた鰻。
それを今の世に引き継ぐのが蒲の穂焼きです。
背骨もばっちり残っており食べづらさもありますが、
開いていないため骨周りの脂身もダイレクトに頂けます!
黄色い脂が表面に見て取れますが、非常に濃厚な脂の味。
白焼き。
中心部はフワフワで中々の焼き上がり。
ただ、外側が少しボロボロと。
うざく。
しっかりと焼かれた香ばしさの残る鰻。
冷たい酢漬けになって口を一旦リセットしてくれます。
うな重(竹)。
白焼きより安定した印象の焼き。
箸もすっと入り、全体の柔らかさもgood。
ここのお店の焼きはうな重に最適化されているかと。
[総評]
落ち着いた雰囲気のお店で老舗の鰻を頂けました。
丑の日が近づく繁忙期は予約をした方がいいでしょう。
予約の際には鰻の姿焼き「蒲の穂焼き」を注文しておくと、
普段と違った鰻が味わえて楽しめます。
日本酒に加えてワインの品揃えもあるのでデートにも十分使えるかと。
■□お店情報□■