【神戸・三ノ宮】2つ星の技術が素晴らしい食材と華美な器の上で踊る。隙のない和食に酔いしれる「料理屋 植むら」

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12月の初旬。
友人の結婚式に合わせて前々から訪問したかった神戸・三ノ宮の「料理屋 植むら」へ。
HPにはランチコース10,000円とありますが、この日は15,000円でした。
食材によって変わったりするのでしょうか。
12時からの一斉スタートに合わせて10分ほど前に訪問。
待合スペースで暖かいお茶を頂き、早くもホスピタリティを感じました。
  
  

  
    

  
  
白木のカウンターが広がるオープンキッチン。
すでに仕込みを終えた品々が一部見られたりと楽しい一時。
まずはビールで乾杯です。
ビールは泡のきめ細かさを上げるために何度かコップを叩いて。
瓶ビールではこちらの提供方法が正解かもしれませんね。
  
  

    
  

  
  

  
  
談笑していると大将から快活な挨拶を頂きコース開始です。
  
  

  
  

  
  
たっぷり乗せられたスジコの茶碗蒸しから。
プチプチとした食感を楽しめるのはもちろん、優しいダシの味が染みます。
この一品だけで見た目の美しさと美味しさに確信が持てます。
  
  

  
  
お次は贅沢に松葉蟹のほぐし身を練り込んだしんじょう。
中には蟹味噌が仕込んである曲者です。
優しい柚子の香りと食感を絶妙に残した金時人参の甘さが印象的。
  
  

  
  
また、こちらの植むらさん、何より器に対する拘りが凄い。
2007年のルミナリエを描いたお椀が料理を彩ります。
  
  

  
  
全ての器で柄が違って楽しめます。
  
  

  
  
お次は戻りガツオのタタキにメザシを乗せて。
上に乗っているのは山葵の原種と辛子。
何よりこの火入れが凄まじかった。
皮だけパリサクで身は柔らかい脂がジュワッと出る加減。
香る藁も強すぎず。
間違いなく人生最高のカツオのたたきでした。
  
  

  
  

  
  
見目麗しい器に篭められているのはせいこ蟹。
暖かい蟹酢と頂きましたが甘さが物凄い。
この時期のせいこ蟹ならではですが、このレベルの甘みはキチンと選ばないと無理でしょう。
  
  

  
  

  
  

  
  
冷酒を頂く際に選べる江戸切子。
どれも美しく選ぶのを迷うくらい。
口当たりよく香りを楽しみたかったので開けたものを選んでみました。
  
  

  
  
金目鯛の焼き。
醤油ダシをサッとぬって焼かれた身は抜群。
日本酒に切り替えてよかった、、!
  
  

  
  
六甲山に原木のある椎茸。
シンプルに頂きます。
噛みしめるほどに出てくる旨味。
ずっと噛んでいられる、、とは友人談。
椎茸が苦手なのであまり味わえませんでした。笑
  
  

  
  
酢の物は太もずく。
上にはシシトウを刻んだ煮凝りとナマコの卵巣を。
紫蘇が香るさっぱりとした味わいで口をリフレッシュです。
  
  

  
  
椀物は金沢名物の治部煮。
大将がもともと金沢で修行を積まれたそうで金沢料理の影響は大きいのだそうです。
ホタテの貝柱とすだれ麩、金紫蘇、この時期ならではの海老芋が並びます。
山葵玉を出汁に溶きながら頂く治部煮は至高の旨さ。
  
  

  
  
そしてこの器の美しさよ、、!
金が盛り上がるほどの塗り。
四年かかって制作された器なのだとか。
ため息が出ます。
このレベルの器が毎月変わるそうなので、大将の器に対する拘りが伺えます。
  
  

  
  

  
  
飯物は熊肉を使ったすき焼き風卵かけご飯。
柔らかくなるまで煮込まれた熊肉は臭みゼロ。
おかわり自由ということでペロッと二杯ほど頂きました。
  
  

  
  

  
  
甘味が完熟フルーツ柿と自家製苺大福。
苺大福の仕上げは目の前で行ってくれます。
できたてホヤホヤを頂けます。

[総評] 味・サービスはもちろんのこと器に対する拘りなどこの店ならではの美学が光る植むらさん。それでいて一見さんを排除するような高飛車な雰囲気もなく快活にお店が周っているのは大将の人柄がなせるところでしょう。ミシュランを取っている有名店なことに加え、カウンター11席のみという営業スタイルなので予約は困難ですが、人生に一度は行って欲しい和食屋さんです。神戸で就職していれば間違いなく、人生の節目に使いたい大人デート店です。

■□お店情報□■

料理屋 植むら懐石・会席料理 / 三宮駅(神戸市営)三ノ宮駅(JR)三宮駅(神戸新交通)

昼総合点★★★★ 4.5

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