田舎庵 の 鰻せいろ蒸し @ 小倉

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西日本を渡り歩く出張の予定で小倉にやってきたので鰻の名店、田舎庵に行ってきました。

西日本一との呼び声もある100年以上続く老舗の鰻店、小倉の田舎庵さん。小倉駅からもほど近く、平和通り沿いに歩いて10分以内でたどり着ける距離です。

   

土曜日の12時あたりに伺った際には店外にまでお客さんの待ちが出るほど。受付のウェイティングリストに記名をして待ちます。幸い、ちょうど入れ替わりのタイミングだったのか15分ほどで店内へと通されました。

二人がけの席に通されメニューを見て悩むこと数分。うざく、白焼き、肝焼き、、どれも美味しそうです。最後のページに全てを含んだコースがあったのでそちらを頼むことに。周りを見渡すと皆さん、せいろ蒸しを頼んでいるようなのでここは追従してみることに。せいろ蒸しの竹コースを注文しました。

合わせて頼んだのは鰻に合う酒として名高い(?)西の関。初めていただきましたが清酒感の強い日本酒らしい日本酒。鰻が今よりもよく食べられていた昔ながらの日本を思い浮かべられるお酒ですね。

   

辛子明太子とうざく。うざくにもゴロゴロと入っている鰻。関西らしく皮がパリッと焼いてあるのでギュッと鰻の味を噛み締められます。強めの酢が喉を通った時に清涼感を与え日本酒がよく染みます。

肝焼き。甘いタレがしっかり染み込んでいて肝のエグさを軽減すると共に濃厚な旨味を引き立てています。これと日本酒は幸せを感じます。

白焼き。関西の鰻屋であまり白焼きを食べた経験がありませんが、関東のものと比べてボロボロとした印象。旨味はありますが白焼きのホワッとした口当たりを期待していたので少し期待はずれ。こういうものなのでしょうか。

   

やってきましたせいろ蒸し。立ち上る湯気、錦糸卵。ヨダレが出ますね。皮パリに仕立て上げられた曰く「火を食わせた鰻」、しかし身は柔らかく皮側から箸を突き立てるとそれだけでほぐれるほどよい軟さです。

   
せいろ蒸しの特徴なのかタレでご飯が炊かれておりムラのない美味しさ。人間の味覚的にはムラがある方がいいという話もあるのでここは好みの分かれるところですね。

肝吸いはシンプルに。精力が付く感じがします。

デザートはパッションフルーツ寒天。暑い屋外に出る勇気をもらいました。

残念ながら天然モノの鰻は頂けませんでしたが老舗の皮パリ鰻、堪能させてもらいました。鰻好きなら一度は訪れて後悔のないお店でしょう。個人的には近所にあれば通いたい。店内は広々としており、座敷席や椅子席など用途によって使える幅の大きいお店ですね。乳幼児もウェイティングリストの記入時に申請しておけば対応してくれるようで接客はかなりしっかりしていました。落ち着いた大人デートランチにもいいと思います。小倉に訪れた際にはぜひ。

■□お店情報□■

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