連日、恵比寿GEMSに入った店舗に訪れる毎日。この日はその中でも一番興味のある「蕃 YORONIKU」に行ってきました。
各地にぞくぞくとオープンしている野村不動産の展開するGEMS。
最上階は決まってそのエリアを代表する焼肉屋と決まっているようです。
ここ恵比寿には名店「よろにく」さんの4店舗目が入りました。
エレベータを降りるとそこはすでに店内。
右手にワインセラー、正面にいくつかテーブル席が配置されています。
一番奥は個室のような座敷席に見えましたがこの日はオープン間もないのか使用されていませんでした。
メニューを一見したところ青山の「よろにく」さんとほぼ同様の様子。
この日は9,000円のコースをオーダー。
本店が9,500円なのを考えるとそのうち値上がりするのかも。
本店よろしくとばかりにキムチとナムル3種が並びます。
食べながら刺しを待ちます。
白センマイ、イチボ(だったかな)の刺身、内モモ肉のユッケ。
こちらも本店で定番の三品、、と思いきやユッケはバゲットと頂くそう。
これがサクサクうまうまで最高。期待値が上がります。
そして、安定の旨さでビールをオーダーさせられます。
上タン、上ハラミなど塩の焼き物が並びます。
味はもちろん間違い無し。
よろにくさん同様、店員さんが焼いてくれるので焼肉といってもサービス的には鉄板焼きに近いイメージ。
眺めていればお皿にお肉が乗せられるので食べるだけです。笑
焼きの過程がアトラクションのように働き、会話も途切れることがないのでまさにデート向けです。
とはいえお肉の味は最高だった「蕃 YORONIKU」さんにも気になる点はいくつか。
まず、ワインリストがない。ワインセラーに直接出向いて選ぶ方式を取っています。
セラー前でボトルを選ぶのですが、あまり提案がなくこちらで幾つか好みを伝えると急に一本に絞られました。
わざわざセラーを見るんだったら、もう少しヒアリングして欲しかったかな。
最終的に重めの赤というリクエストで出てきたのがニュートンのクラレット。
シラーも感じられる重めの赤で確かにリクエスト通りだったんですが、、
流石に8,500円は高いなと。日本の輸入品の市販でも20USDほどで買えるイメージだったので残念。
後で確認してみるとハイボールのウィスキーも指定してないにも関わらずダブルの料金を取られていたり、お酒周りはかなり不信感。
と、お酒周りではもやもやするものがあったもののお肉の味は最高です。笑
カタサンカク、ツチノコは両方共やわらかく口の中に肉汁が広がります。
この二品のどちらが好きかで赤身好きかどうかが別れるところ。
その後もシャトーブリアン、シルクロース、サーロイン、ザブトンすき焼きとよろにくの誇る希少部位オンパレードが続きます。
しかし、酔っ払ってしまって写真がブレブレなので割愛します。
よろにく本店のレビューを参考にしてもらえれば大差はないかと。笑
最後は締めのデザートにしろくまかき氷。
こちらも本店同様ですね。本店の出張店が恵比寿に出来た感じで「生粋」「みすじ」とは違った方向性のよう。
この辺りで宴も酣。席が二時間を少し超えたあたりだったのですが、話を強引に打ち切る形で退席を薦められたのは少しショックでした。
結局、後のお客さんがいるのかと思ったのですが、結局店内はまばらにお客さんがいる程度。
あのしつこいまでの退店リクエストはなんだったんだろうか、、。
最後に。「よろにく」本店さんとの重要な違いを一つあげるとすれば。
店員が全員男性だったので美女目当てだと少しがっかりするかもしれません。笑
[総評] 有名店「よろにく」の味をそのまま恵比寿で楽しめる素晴らしいお店でした。本店同様、お肉はすべて店員さんが焼いてくれるので、調理を眺めながら相手と途切れない会話を楽しめるデート向きな方向性は健在。お店もビルの最上階にあるので雰囲気があります。ただ、お酒周り、時間管理周りのサービス面でまだまだ新店の雰囲気が残っており、心地よさという点では要改善かな。順調に予約困難店になっているようなので、同じ予約困難な状況なら可愛い子に焼肉を焼いてもらえる本店に足が向きそうな印象です。笑
■□お店情報□■
蕃 YORONIKU (焼肉 / 恵比寿駅、代官山駅、広尾駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8