鮨 龍尚 の 新感覚鴨ウニ握り @ 白金高輪

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海外から帰国する友人を歓迎するために職場近くで気になっていた鮨 龍尚に行ってきました。

天現寺交差点から徒歩10分ほど。首都高脇の閑静な住宅街にはひっそりと焼肉や鮨の名店が並びます。鮨 龍尚さんもその一店。2014年に岐阜から出てきた大将がオープンしたお店です。この日はインターネットから極みコースを予約しての訪問でした。出てきた品は以下の通り。

白エビの昆布締め、菜の花
大トロ
刺盛り (ホウキハタ、エンガワ、マダイ、ツブ貝)
コハダ
ノドグロの焼き
スミイカ
ノレソレと自家製ポン酢
ミル貝
カスゴ鯛
金目鯛の刺身
アジ
カラスミ
中トロ
タラの白子
ハマグリの茶碗蒸し
シメサバ
アマダイの昆布締め
鮑と里芋の珍味盛り合わせ
マグロの漬け
ヒラメ
赤貝
ボタンエビ
金目鯛の握り
ウニと鴨肉の生ハム握り
アナゴ
すり身
自家製プリン

品のある土塀造りの外観は近隣でも目を引く美しさ。白金の街のイメージにぴったりです。初めて訪れる場合でもすぐに分かるでしょう。

まずはビールを飲みながら。ビールはこちらのオリジナルで赤酢を多く使うこちらの鮨に合わせて作ってもらっているのだとか。樽ごと届けられるらしく、ラガーに比べると苦味の強いIPAっぽさが好みでした。

まずはつまみから。白エビと菜の花。季節の白エビはねっとりとした甘さで菜の花がそれをさっぱりと包んでくれます。

ストライプの見事な大トロ。この日は長崎県産。シャリは赤酢メインでネタによって三種類ほどを使い分けているそうです。シャリが小さめで最初はちょっと赤酢を強く感じたのですが酒を飲んでいると多少、強めの方がよいと感じました。

刺身の盛り合わせ。ホウキハタ、エンガワ、マダイ、ツブ貝と赤身を抑えた九州スタイルで。ツブ貝の甘みが強くて酒が進みます。

   
キレイなコハダは佐賀産。絶妙な厚さで歯ごたえを残しつつもシャリと共に溶けていきます。

焼き物はノドグロ。焼き加減もよく、脂が乗っていました。

美しいまでのスミイカ。嫌な固さはなく、弾力を残しつつ歯を受け入れてくれるイカ独特の触感が楽しめます。

ノレソレ。穴子の稚魚はこの時期しか食べられないもので、自家製のポン酢で頂く上品な葛切のような食感が面白かったです。

ミル貝。甘みが強く、丁寧な包丁入れによって口に優しく、シャリと混ざっていきます。

   
カスゴ鯛。春子鯛とも書き、桜の花びらのような淡い色合いから桜鯛という別名もあり、ちょうど今からの季節に美味しいんだそうです。鯛とは違った食感でしっかりした味。鮨で季節を感じるのも贅沢ですね。

今日一品目の金目鯛は銚子産。お刺身で。

アジ。塩水に15分ほど通した後に赤酢に軽く漬けたもの。生来の脂身を活かしたままさっぱりと頂けます。

日本酒をいくつか頼んでいると出てきたカラスミ。ちょっとづつ齧りながら、日本酒を飲むのが最高ですね。

中トロ。冒頭の大トロを彷彿とさせる甘みと赤身ならではの旨味がしっかり感じられる一貫。

蕩けるようなクリーミーなタラの白子。紅葉おろしのアクセントもいいですね。

かなり大ぶりなハマグリが隠れる茶碗蒸し。この日のハマグリも大振りでしたが、もう少しするとハマグリも厚みが増していき握りに適したものになっていくのだそうです。想像しただけでヨダレが出ます。

シメサバ。オーソドックスな一品で落ち着く美味しさ。

甘鯛の昆布締め。スダチが絞ってあり、甘鯛の甘さがさらに際立つ一貫。ここまでで本日一番のヒット。

珍味は鮑の磯辺揚げ風、フキノトウと里芋のごまペースト和え。日本酒を進める罠に違いない。

まぐろの漬け。大トロ、中トロ、赤身漬けとマグロがしっかり出てくると王道な鮨コースを頂いている感じがします。龍尚さんはそれに加えて素材ごとに細かにアプローチを変えてきているのでまさに贅沢な品を頂いているなと思えました。

ヒラメ。数分だけ漬けているそうですが、こんなに漬かるものなのかと驚き。

赤貝。小さめですが甘みと歯ごたえがあって美味。

キレイなボタンエビは二日間熟成モノ。ネットリとした甘みは最高。絶対に体に悪い美味しさ。終盤メインへの流れを感じさせます。ここから最後まではこの日一番を塗り替える流れでした。

金目。この絶妙な火加減、色。肉じゃないですがエロいです。炙った金目に勝てる鮨はそうそうないですね。

、、と思ってたところに来たウニ。高級鮨店定番のミョウバンなんか使っていない甘いヤツです。しかしその下の赤い物は??
こちらは鴨肉の生ハムを使っていました。これがまた衝撃の組み合わせ。 鴨肉の旨味とウニの甘みが混ざり合い、適度に残る生ハム独特の歯に残る肉の食感がそれを口内に押し留めます。一歩間違えると回転寿司の代わりネタ扱いされるんでしょうが大将の研究によって鮨として昇華されているように感じました。最近、高級焼肉店で流行っている肉+ウニや肉+牡蠣に似た流れで今後、タブーの少ない鮨屋では増えてもおかしくないと思いました。とにかく一度食べて欲しい美味しさ。

穴子は皮だけ炙って素材の甘味を押し出す方向性。シャリと共に口の中で美味しいどんぶりのようになるパワフルさは終盤に相応しい力がありました。

すり身と椀物はノドグロ、甘鯛などのアラをつかった赤・白味噌を合わせた一皿。熱い緑茶と飲むと締め感が最高潮に。

自家製プリンにはクリームチーズを乗せて。かなり濃厚な味のプリンで中はとろっとろ。女性が喜びそうな味ですね。

品数もさることながら一品一品への細かな仕事が楽しめるお店でした。満腹&満足です。この質と量で日本酒を一人二合、ビールやハイボールと頼んで20,000円ちょっとだとかなりお得なお店だと思います。大将は岐阜からツテもなく東京に出てきたらしく、いい意味で東京の鮨屋の横の繋がりなどに囚われず自分の美味しいと思う鮨を出しているとのこと。コースの内容もお客さんが飲んでいるものが日本酒かワインかで内容を少し変えたりするそうで、次回はワインも試してみたいお店です。大事な友人とゆっくり話ながら季節の肴を楽しむ。そんな目的には最高に一致したお店でした。また訪れたいと思います。

■□お店情報□■

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