海外出張から帰ってくるとまず食べたくなるのは鮨。
恵比寿で手軽に、けれど旨い鮨を食べたくなって「すし松玄」へ行ってきました。
小さくもオシャレに主張してくる看板を横目にビルの二階へ。
入店するとダウンライトに照らされた足の高いカウンター席が目に飛び込んできます。
デート感出てます。好印象。
窓際にぐるっと半個室席もありましたが、やはり鮨を食べるならカウンターでしょう。
この日はおまかせコース8,000円をオーダーしました。
一品目はクリーム上になった豆腐と食べるシャインマスカット。
前菜に果物。しかも甘みの強いマスカット。あまり和食では見ないですね。
しかし、こちらが中々、和でありながらも洋を感じさせる面白い一皿でした。
刺身三点盛り。
切り身を作る毎に一品づつ乗せていってくれるのはカウンターならでは。
魚によって厚めが美味しいものはきちんと厚めに切ってくれるのはいいですね。
松茸と金目の串。
鮨を食いに来たんですがしっかり旬の食材を和食で頂けます。
一品一品丁寧に作ってくれるのがオープンキッチンから見てて楽しかった。
海外から帰ってくるとこういった品がこの値段帯で出てくるありがたみを感じます。
ばくだんユッケの海苔巻き。手巻きで頂きます。
こちらも彩り豊かで、味もよし。
女子ウケメニューです。笑
銀杏もつまみながら。
合わせて頼んだ美し里という焼酎とよく合いました。
季節の魚に松茸、銀杏。鮨を食べに来たのを忘れそうです。
なんて思ってたら追加される松茸。笑
中国産と日本産の違いについて大将が語ってくれました。
中国産でも香り高くて美味しく仕上げてくれるなら文句なしです。
本命の鮨の始まり。まずは大トロから。
脂のノリ、ネタの厚さも好みです。
白イカ。
飾り包丁に五色胡麻が映えます。
赤身の漬け。
こちらも厚めのネタで◎。
白海老。
濃厚な甘みジュースが口の中でシャリと混ざり合います。
あー、金沢行きたくなってきた。
赤貝。
コリコリした食感が堪りません。
シマアジ。
さっぱりとした口を滑るような一貫。
イクラ。
こちらも大粒で中々。
最後は穴子。
ここまで八貫。
コースとして高級店に比べると全体的に分量は少なめ。
つまみと鮨の配分が半々といったところでしょうか。
毎回お腹いっぱい食べたいわけじゃないので、こういった用途によって使い分けられるお鮨屋さんはありがたい。
特に女性と食べる際には、ここから調整できるのでデート向けかと。
もう少し食べたい感じだったので梅紫蘇巻きを追加。
かなりお鮨やさんによって作り方が違うので見ていて楽しい。
あおさ汁で〆ます。
デザートはいくつか選べるのですがこの日は抹茶アイスのモナカを選択。
後半はお客さんも少なく大将の面白いお話も伺えて楽しかったです。
ごちそうさまでした。
[総評] 一万円未満で恵比寿でこれだけの鮨が食べられるならリピート必須。似た値段帯だと染井金平さんが思い浮かびますが、こちらの方が内装・つまみのラインナップがデート向けかな。どちらもカウンター席は限られているので空いてる方を選択するというのもいいかも。おまかせコースの分量がちょうど女子がお腹いっぱいになる程度でデザートを選択できるのもポイントが高い。鮨やコースに限らずアラカルトのメニューも美味しそうだったのでぜひまた訪れたいお店です。
■□お店情報□■
すし 松玄 (寿司 / 恵比寿駅、代官山駅、中目黒駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.7