祇園祭を直前に控えた小倉の街中で中華をいただくことにして小倉聘珍樓 ANNEXへ行ってきました。
小倉駅からは商店街を抜けて徒歩10分ほど。小倉城が見える紫川沿い、紫江’s の二階に入っている小倉聘珍樓ANNEXさん。本店の横浜聘珍樓は超老舗で有名ですね。この日は17時からの予約にも関わらず16時半からロビーにて待たせて頂きました。
外は32度を超える猛暑日だったのでクーラーの効いた店内は最高でした。ただ、クーラーから漏れる水滴が窓際の席を濡らしていました。他の方もご指摘されているようなので対策をされたほうがよいかと思います。この日は17周年記念のアニバーサリースペシャルコースを一部変更して頂きました。
前菜、五種盛り合わせ。高級中華店でよく見られる鯛のお刺身。揚げたワンタンの皮と食べるのが大好きです。聘珍樓厳選の老酒をやりながらいただきます。川沿いなので小倉城が綺麗に見えて最高のロケーションです。
二品目の蟹の卵入りフカヒレスープを変更してフカヒレの姿煮へ。フカヒレ自体に当たりハズレがあるのでエグみがあるフカヒレでなかったのは幸い。少し薄味でしたがコラーゲンの溶け出したスープは絶品。もちろんスープを吸ったフカヒレ自体によって食感も楽しめるので聘珍樓では是非食べて欲しい一皿です。
珍しい海老チリソースの春巻き。海老チリ好き、春巻き好きとしては邪道な気もしますが味は悪くない。老酒が進みますね。
アワビの香り炒め。夏野菜の食感と鮑の食感が楽しい一皿。ソースの絡んだカシューナッツも◎。
別オーダーで頼んだ北京ダックの皮包み。こちらも絶品でした。皮の蒸しから包むところまでお店の方がやってくれます。途中、一般的な白ネギ、キュウリ、赤味噌ダレに加えて粉状のものをトッピングされていました。こちらが食感・味ともにちょうどよいアクセントを加えていて面白かった。企業秘密らしいので(笑)気になる方はお店に足を運んでみて下さい。
この後もコースの流れで牛肉と冬瓜の重ね巻き、香味ソース仕立て、夏野菜チャーハン、デザートといただきました。追加した関係でお腹いっぱいですがこの辺りは可もなく不可もなく。
意図せず訪れた小倉の聘珍樓でしたがやはり中華は高級レベルになると特定の皿が段違いに美味しくなります。老舗なだけあってフカヒレの姿煮や北京ダックなどの有名所は外れのない美味しさでした。個室もいくつかあるようなので親戚でのお祝い事などに使うとよいと思いますし、川沿いで小倉城の目の前といったロケーションなので大人デートにもぴったりのお店ではないでしょうか。
■□お店情報□■